ギャラリー(gallery)

 

トップページに記載させていただいた通り、2009年に工房を立ち上げた頃は、師から学んだ手工工具を使用したギター製作を行っておりましたが、2012年8月にJeffrey Yong氏に出会ってから、電動工具も積極的に使うようにしています。

材料に関しては、スプルース+ローズウッドのようなスタンダードなものも使いますし、ヒノキ、トチ、クスノキといった国産材も使います。

種類はパーラーギター(最も得意なサイズです)、クラシックギターサイズ、ドレッドノートサイズあたりが中心ですが、型取りさえできれば、殆どのサイズが作れます。

 

serial No.37 mede:2021
size:parlor scale:630mm
top:mango side/back:mango

Jeffrey Yong氏から提供を受けたMango材で作成したギターです。小さいボディですが、鳴りは抜群に良く、現在、フィンガーピッカーの西村ケント氏に使用いただいています。

serial No.? mede:2020
size:cigar box size scale: mm
top:owase hinoki(Japanese cypress) side/back:owase hinoki(Japanese cypress)

三重県紀北町で伐採された尾鷲ヒノキの元ハネ材を使用したシガー・ボックスギターです。スルーネック構造なことと、強度の高い尾鷲ヒノキを使用しているため、ロッド無しでも鉄弦(3弦)の張力に耐えられます。三重県大紀町の「ひのき家」さんに展示いただいています。

serial No.34 mede:2019
size:parlor scale:630mm
top:ceder side/back:Malaysian Blackwood

Jeffrey Yong氏から提供を受けたMalaysian Blackwood に手持ちのceder材をtopに使用したギターで、イベント出展用に、趣向をこらした作りになっています。音についても高い評価をいただき、現在、マレーシア出身のフィンガーピッカーReeve Jia MIng氏に使用いただいています。

serial No.033 mede:2019
size:original size(near 00 size) scale: 630mm
top:Sitka spruce side/back:Brazilian Rosewood(3P)

ふるさと納税返礼品として企画したギターです。サイドバックにハカランダ、指板に真っ黒な黒檀、ヘッドプレートもハカランダと手持ちの一番いい材料をつぎ込みました。納税額は100万円(手取りは25万ぐらい・・・勿論赤字)と高額にもかかわらす、2週間ほどで完売(1台限定)になりました。

serial No.? mede:
size:original size(near 00 size) scale: 630mm
top:owase hinoki(Japanese cypress) side/back:black locust (ハリエンジュ)

三重県紀北町で伐採された尾鷲ヒノキを表板に、街路樹によく植えられるハリエンジュ(ニセアカシア)をサイドバックに使用したギターです。ハリエンジュはマメ科の木で、硬い木のため曲げ加工は容易ではありませんが、木目は美しく、ギター材の適正は高いと思います。

serial No.24 mede:2015
size:Gibson B size scale: 630mm
top:Sitka spruce side/back:Hawaiian koa

筋ジストロフフィーのシンガーソングライター大槻シゲルさんに納品させていただいたもので、納品まで2年以上お待ちいただきました。2015年11月に三重県松阪市にありますライブハウス「M’AXA」で披露いただきましたが、その冬にお亡くなりになり、一度きりのご使用となりました。

serial No.023 mede:2014
size:ukulele(soprano size) scale: 345mm
top:owase hinoki(Japanese cypress) side/back:kusu((camphorwood)

木材利用ポイント交換商品として発注いただいていたヒノキウクレレです。「思うように作ってもらっていいですよ」というひのき家さんのお言葉に甘えて、前々からやりたかった透かし彫りのサウンドホール(薔薇)に仕上げました。納期は相当遅れました。

serial No.021 mede:2014
size:parlor scale: 630mm
top:owase hinoki(Japanese cypress) side/back:sakura(3P)

2013年10月に三重県伊賀市でのコンサートの折、縁あって山崎まさよし氏にヒノキギター(No.014)を試奏いただいたのが縁で、Y氏モデルとして、納品させていただいたギターです。あれから弾いてる姿を一度も見てないけど、どうなってるのかなあ。

serial No.020 mede:2014
size:parlor scale: 590mm
top:Quilted keyaki side/back:flame tochi

古材ギター(No.18)をご覧になって、ケヤキの玉杢のギターをとご注文いただいた1本。塗装は、ご自身で手配された漆塗り。弦長は590mm、材はヘッドプレートに杉の油杢、指板はクロガキとこだわりの仕様でした。自分の希望する材を納得できるまでチョイスできるのが手工品の極みかもしれません。

serial No.19 mede:2013
size:parlor scale: 630mm
top:owase hinoki(Japanese cypress) side/back:kusu((camphorwood)

どこで買ったのか忘れましたが、コアウッドかと見紛う杢の楠が手に入ったので、製作したギターです。製材中は、正に樟脳という感じのニオイでどうなることかと思いましたが、ギターに組んでしまうと、全く無臭になりました。お店に置いてもらったところ、速攻売れてしまったことにも驚きました。

serial No.18 mede:2013
size:parlor scale: 630mm
top:Quilted keyaki side/back:sakura

県内の旧家建て替えの折に、出た古材で作成したギター。表板はケヤキの玉杢、裏板は山桜、ネックも山桜(敷居でした)と今では入手の難しい銘木ばかり。後に表板のケヤキにクラックが入り、リペア困難となったため、サイドバック以外を取り換え、クラシックギターに改修しました。

serial No.15 mede:2013
size:parlor scale: 630mm
top:Swiss pine side/back:Quilted Maple

数少ないナイロン弦ギター2本の内の1本。元々普通サイズのクラシックギターとして作っていたものですが、製作途中で放置してあったものを、パーラーサイズ(19世紀ギターのサイズ)に組みなおしました。倍音豊かなギターでクラッシクギタープレーヤーからも高い評価を受けています。

serial No.14 mede:2012
size:parlor scale: 630mm
top:top:owase hinoki(Japanese cypress) side/back:owase hinoki(Japanese cypress)

ギターとして最初に評価されたのは、serial No.11のpalor guitarだと思うのですが、新聞等に取り上げられ、社会的に評価されたのはこのギターです。国産材にこだわり、ヒノキとケヤキで作りました。三重県大紀町にある「ひのき家」さんに置かせていただいています。

serial No.012 mede:2011
size:dresdnought scale: 645mm
top:spruce side/back:Honduras mahogany

外観は普通のドレッドノートですが、Inspired by Ervin Somogyiと称して、ラティス・ブレーシングを組み、長いサスティンと整った音のバランスを持つギターに仕上がっています。あわせてフレット合わせも通常以上に丁寧に行い、弦高も低めにセッティングしています。

serial No.11 mede:2011
size:parlor scale: 630mm
top:ceder side/back:flame maple

No.10を乾燥割れのため、しばらく製作を放棄した結果、No.11の方が2年も先に完成しました。独特の鳴りを有しており、クラシックギター奏者の笹久保伸氏の手元にあった折、コンサートやレコーディングにご使用いただきました。ロッド無しで、ネックの反りがひどくなった為、手元に戻ってきています。

serial No.10 mede:2013
size:parlor scale: 630mm
top:ceder side/back:Indian Rosewood

制作中に裏板に乾燥割れが生じたものの、音がよかったのでそのまま組み立てた1本。サウンドメッセにJeffrey Yongに連れられて来日したReeve Jia MIng氏がとても気に入ってくれたのですが、当時はまだ提供するという概念がなく(笑)、今は名張市観光大使の竹田京右氏の手元にあります。

serial No.8 mede:2011
size:parlor scale: 630mm
top:Engelmann Spruce side/back:flame maple

今のところ、唯一アコースティックギターマガジン、アコースティックギターブックに掲載されたギターです。弾いていると携帯電話のバイブが鳴っている!?と思うくらい、側板から振動が伝わってきます。既に販売済みで手元にありませんが、楽器のお店「ラモシオン」さんに行けば、会えるかもしれません。

serial No.6 mede:2010
size:parlor scale: 630mm
top:Engelmann Spruce side/back:Quilted Maple

2010年のTOKYOハンドクラフト・ギターフェスにNo.004とともに出品した1本。新たにモールドを作り直し、004はお尻が丸く尖っていますが(GIBSON STYLE?)、こちらはどっしり落ちついているデザインになっています。ノーマルテンションを張っていたところお腹が出てしまいました。

serial No.4 mede:2009
size:parlor scale: 630mm
top:Engelmann Spruce side/back:flame maple

自工房を構え、ある意味初めて真剣に作ったギターです。トップのスプルースはカナダから輸入、裏板のメイプルは銘木店で買った大きな材をテーブルソーで割りと、材料から自作しました。元whiteberryの前田有嬉氏に提供したのち、現在は元晴晴゛の寺田岳史氏の手元にあります。

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